2017年1月28日

オプジーボの効果をアップさせるミトコンドリア活性化薬

オプジーボ、がん攻撃力さらに強化? ミトコンドリア活性化薬と併用 京大など来年度にも治験へ(朝日)
 オプジーボは、免疫のブレーキ役の分子「PD―1」の働きを抑え、免疫ががん細胞を攻撃できるようにする薬。進行したがんでも効果を示す報告がある一方、効かない患者もいる。

 本庶さんらは、がんを攻撃する際、免疫細胞が多くのエネルギーを使って増えることに注目。大腸がんのマウスに、オプジーボと同じようにPD―1の働きを抑える薬に加え、細胞内でエネルギーを作るミトコンドリアを活性化する様々な薬を注射したところ、がんはほとんど増えなかった。

 すでに市販され、ミトコンドリアを活性化させる働きもある高脂血症治療薬「ベザフィブラート」を併用しても効果があった。一方、PD―1の働きを抑える薬だけを与えたマウスでは、がんの増殖は遅くなったものの、少しずつ大きくなった。

今回はマウスでの実験だが、現在はオプジーボの効果がない患者の治療につながる可能性がある。京大と九州大、先端医療振興財団(神戸市)は来年度にもおもに安全性を調べる治験を始めるという。
がん治療はオプジーボを軸になっていくのかな。

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